キロロウタラサークル作品展

みなさん、こんにちは。

くしろ長期滞在ビジネス研究会事務局です。

9月25日(月)、26日(火)に5月ご紹介したそのキロロウタラサークルさん(詳細はコチラ)の作品展が、市役所1階で開催されましたので、ご紹介いたします。

今夏は7名の長期滞在者がこのキロロウタラサークルさんに来られたようです。

まず、入口に会の代表桃井先生のアイヌ文様の入った衣装がありました。

赤と黄色い縁のアップリケが効いて華やかです。

入場すると、沢山の方がコースター作り体験をされてました。

さっそく長期滞在者の皆さんが作られたブックカバーを拝見しました。

「(後述の)西田先生の作品集をもとにしながらチェーンステッチで縫い上げていった。」とのことです。短期間で、よく作成できました。

反復練習で1年ほどたつと、アップリケと刺繍の作品が作れるようになるそうです。(まだオリジナルで作成するのは難しいので、チカップ美恵子さんの入門作品集などで技術を身につけていくとのこと。)

また、ウタラサークル活動4年目の長期滞在者Yさんの作品は下記左手の作品です。

藍染の織物は、釧路の長期滞在前に立ち寄った室蘭市で一から糸を藍染したものを、地元から持ち込んだ手織り機で織ったものだそうです。

また前掛け

パソコン入れ

なども仕上げたようです。

Yさん曰く、

「手織り機は、夫に怒られながらも釧路に持って来ました(笑)。涼しいので、作業効率が上がりました。滞在期間中に全部完成させようと頑張りましたが、少し無謀でした(笑)。」とのこと。

普段から裁縫を得意としている、Yさんならではのエピソードですね。

長期滞在の皆様は、このキロロウタラサークルの他にもアイヌ語を学ぶ会を通じて、アイヌ地名を学んだり、ベカンベ(菱の実)を使ったごはんを食したりアイヌにまつわる学びを積極的にされていました。

さて、サークル代表者の桃井さんに、アイヌ文様について、いろいろお伺いしました。

アイヌ刺繍は、形状に種類があります。

ルウンペは、ひも状の布をまげて形を作っていくアップリケと刺繍を組み合わせたもの、チジリは、布を置かずに2連・3連とチェーンステッチを施した刺繍と2種類の刺繍を組み合わせて作品を作っていきます。

またアイヌ衣装は地域によってその木綿衣の種類が違うようです。

北海道全域にみられるチカㇽカㇽペと比較的近代に着られていた白布が特徴のカパラミㇷ゚です。

またルウンペと呼ばれる木綿や絹などの布をふんだんに使った切伏文様(アップリケ)や刺繍がふんだんに用いられた華やかで手の込んだ木綿衣です。

そして、ルウンペは、個人ごとにその文様は異なるため昔の文様を参考にしつつも、作成者オリジナルで刺繍をしていきます。

実際にアイヌ文様を入れた木綿布を作成する場合、仕立てして模様を施して刺繍をすると3か月はかかるとのことでした。

代表の桃井さんの作品を紹介してもらいました。

カラフルなアップリケを使って、会の雰囲気そのままに、華やかで明るい色調です。

また、とても素敵な帽子も見せてもらいました。

コンチと呼ばれる、冬の北海道の山に入るために作られた頭巾です。の前後にひし形のまちがつけてあるので、顔だけが出て肩まですっかりかぶさります。

帽子の先には、ペネップという木の根やうさぎの毛をいれたお守りがついているようです。

また、代表にトンコリというカラフトの松とアザラシの毛を使ったアイヌ文様が施された弦楽器を演奏してもらいました。

お琴のような優しい音色が魅力の弦楽器です。

また、木彫りの作品も拝見しました。

後継者不足で技術の承継が心配とのことでした。

最後に北海道アイヌ協会優秀工芸師チニタ民芸店 西田香代子さんの特別展示品の前たれを紹介いただきました。

左手はおひょう(ニレ科の樹木)の皮に紺色の布を縫い付けていく作品、右手は2連のチェーンステッチで仕上げた作品です。

右手の作品を拡大したものが下記です。

大変柔らかく、繊細な刺繍タッチです。

キロロウタラサークルさんは、毎週水曜日春採生活館で活動しておりますので、よろしければぜひ覗いてみてください。


発信元

事務局:釧路市黒金町7-5釧路市役所本庁舎2F市民協働推進課内
お問合せ先TEL:0154-31-4538
お気軽にお問合せ下さい。

※釧路市は国民運動「COOLCHOICE」に賛同しております。
 

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