挽歌橋に思いを馳せて 

夏空がまぶしく感じられるころとなりました。釧路もいよいよ夏の到来を迎えました。お元気でいらっしゃいますか。

 釧路文学館は、釧路ゆかりの文学に関する資料を貴重な文化的資産として後世に残すため、釧路市中央図書館6階に開設されました。資料を収集、保存するとともに、展示や講座、朗読会を行い、「文学の街、釧路」の情報発信と地域の文学活動を支える拠点としての役割を担います。

釧路ゆかりの作家たち 原田康子、桜木紫乃、石川啄木、中戸川吉二、更科源蔵、土屋祝郎、荒澤勝太郎、小松伸六、佐佐木武観、永田秀郎、鳥居省三の11人を取り上げて紹介し、直筆原稿や初版本などを常設展示しています。

映画化されている作品も多数あるので、みなさまも目にしたことがあるのではないでしょうか。

原田康子(著)「挽歌」は1956年出版、不倫が現在以上にタブーとされていた時代に妻子ある男性との恋愛、そしてその妻の自殺という衝撃的な内容は日本中にセンセーションを巻き起こしました。70万部のベストセラーとなり、第8回女流文学者賞を受賞した作品です。こちらもドラマ、映画化されています。映画“挽歌(高峰秀子、渡辺文雄主演)”が撮影された1957年当時、ロケ地となった釧路湿原を流れる釧路川と、塘路湖から流れるアレキナイ川の合流地点にある二股と呼ばれる場所に木造の大きな橋がかかっており、そこで桂木の妻と愛人が密会するシーンが撮影されたことから「挽歌橋」と呼ばれるようになりました。(原作では橋は登場しないそうです)映画の中で橋が登場するのはわずか十分ほどで、残念ながら橋は取り壊されて、橋げたの跡がわずかに残るのみですが、今も『挽歌』に魅せられたファンがこの地を訪れているそうです。塘路駅前に案内板「映画挽歌ロケ地 挽歌橋跡」が設置されているそうです。標茶図書館資料室には映画に関する貴重な資料が残されているそうです。

散策の際は、釧路総合振興局が作成した「くしろロケMAP2020」をご参照ください。釧路市出身の作家桜木紫乃さんの直木賞受賞作が原作の映画「ホテルローヤル」をはじめ、昭和の名作を含むロケ地31地点を紹介しています。 スタジオジブリのアニメ映画「思い出のマーニー」の舞台のモデルの一つになったとされる浜中町の藻散布沼や、北海道ブームを巻き起こした中国映画「狙った恋の落とし方。」ロケ地の阿寒湖、1957年公開の「挽歌(ばんか)」やホテルローヤルに登場する幣舞橋を紹介している。地図やロケ地の写真も載っています。

釧路市中央図書館

〒085-0015 釧路市北大通10丁目2-1 TEL 0154-64-1740 FAX 0154-64-1741

http://kushirolibrary.jp/index.html

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