くしろの住まいついて

釧路市街

今年度、就労世代の方より釧路へ移住を検討しているとの相談が増えました。理由をお伺いすると、テレワークや在宅勤務が可能になったことにより、都心部に住む必要がなくなったため、釧路へのUターンを希望したり、写真や動画撮影などの趣味に没頭したいため、釧路への移住を検討しているそうです。

くしろへ移住を検討する場合、気になるポイントの一つが「住まい」ではないでしょうか。今回は質問の多かった釧路の住まい事情について、不動産会社から得た情報を元にお伝えします。

賃貸住宅について

釧路の家賃相場は、札幌市や旭川市など北海道の他都市と比べるとあまり変わりません。それは、需給の関係で、賃貸物件数が少ないことに起因しているそうです。

ただエリアによって多少ばらつきがあり築年数によっても違ってくるので、不動産会社へ希望額を伝えてご確認いただければと思います。

釧路市はバス・JR北海道などの公共交通があります。主要な幹線道路沿いにバスが運行していて、便数は1時間に1本程度になりますが、 商業施設や公共機関・病院へ行くのに困ることはありません。利用する場合は目的場所に行くことができるバス停に近い物件をご希望ください。

現状では自家用車を利用する人が多い街です。自家用車を利用する場合、駐車場代、ガソリン代、維持管理代が必要になります。

気になる冬の寒さについて、直近に建てられた賃貸住宅は高断熱・高気密で、暖房器具も備付が多く、家の中は暖房をつけていれば、むしろ熱くなるためTシャツで過ごす人もいる程です。ただし乾燥するので、加湿が必要です。

暖房器具について、北海道民からは石油ストーブや石油ファンヒーターは即暖性があり好まれますが、灯油を調達する必要があったり、雪で排気口が塞がらないようにする必要があるなど管理を必要とします。慣れない方は不便に感じるかもしれません。

オール電化住宅はメンテナンスはほぼ必要ありませんし、やけどの心配もありませんが、電気代が結構かかってしまうので、住宅を決める際にはコストと利便性を天秤にかけて判断してもらえればと思います。

暖房器具が充実している反面、夏は涼しいため、窓に網戸がなかったりエアコンがない住宅が多いのも事実です。希望する場合はその辺も必ずチェックしてください。

賃貸住宅で人気のエリアは、ショッピングエリアから近い文苑・愛国東・昭和・芦野あたりです。柳町公園に近いエリアも、様々なところへ行くのに利便性が高く、人気が高いようです。

マイホーム

都市から移住するにあたって、「マイホーム」を建てたいと考える人は多いのではないでしょうか。

釧路の土地価格は大都市と比べると安く広い土地が多いため「マイホーム」を建てやすい環境にあります。土地価格について詳しくは国土交通省の土地総合情報を参照ください。ただし、ウッドショックは道東にも影響していて建築価格は上昇しています。

移住してマイホームを建てたいと思うものの、勤続年数がいったんリセットされるため、住宅ローンを借りられなくなるのではと考える方もいらっしゃるかと思います。
住宅ローンについては、北洋銀行が道外から北海道へ移住する方にむけて「ほくようテレワーク・移住応援プラン」を用意しております。条件などがありますので詳細はこちらをご覧ください。

マイホームを建てるのに人気のエリアは、先ほど賃貸住宅の際に述べた商業地区に近いエリアのほかに、地震や水害などの災害に強く教育環境も良くて閑静な住宅街が続く東部エリアも人気です。

中古住宅の購入については、釧路市でエコリフォーム補助制度があり、移住希望者も対象になります。詳しくはこちらをご覧ください。

くしろビジネス研究会でも売買物件長期賃貸物件の情報を掲載しています。こちらを参照ください。

釧路は市内に公園が多数あり、市内どこに住んでも子供が遊べる公園は近くにありますし、少し郊外にでれば圧倒的な大自然が楽しめます。さらにマイホームがあればのびのびと子育てすることができるかと思います。

釧路移住を検討している際にはぜひ一度ご相談ください。釧路の各エリアの特徴をお伝えしたうえで、必要に応じて不動産会社をご紹介いたします。どうぞよろしくお願いいたします。


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