みなさまこんにちは。くしろ長期滞在ビジネス研究会事務局 青木です。
すでにニュースや新聞で目にした方もいらっしゃると思いますが、老朽化が進んだことにより建て替えが計画されていた釧路地域のアイヌ民族の活動拠点「春採生活館」が、今年3月に完成しました。そこで今回は、リニューアルした春採生活館へ実際に訪れてみたのでご紹介します!
そもそも春採生活館とは?
春採生活館は1978年に建造され、釧路アイヌ協会の活動拠点となっている場所です。貴重な工芸品や資料などが保管されているほか、伝統儀式など同協会の活動の場所となっています。
また、アイヌ刺繍の制作やアイヌ語教室などを通した釧路市民や長期滞在者との交流の場としても重宝されています。
実際に訪問させていただきました!
それではリニューアルした春採生活館をご紹介します!
以前の建物よりも全体的に大きくなっており、床面積で約1.6倍になっているとのこと。
中はどのようになっているかというと…
玄関から入ってすぐの場所に工芸品などを飾った展示ホールがあり、伝統的な刺繍の入った着物や、トンコリなどが展示されています。展示されているものの多くが数十年前から保存されているものや、実際に使われていたものを複製したものになっており、どれも大変貴重なものです。
展示されている着物にも刺繍されているアイヌ文様は、各地のアイヌ民族が交流する中で変化を繰り返していった結果、複雑な形になっていったというお話を管理人さんから聞くことができたのは大変勉強になりました。
ご紹介は以上になります。まだまだご紹介できていないところもありますが、アイヌ文化に興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
さいごに
今回、突然の訪問にも関わらずご対応いただいた春採生活館管理人の伊藤様にこの場を借りてお礼申し上げます。
釧路アイヌ協会様のFacebookでは春採生活館での活動の様子などが公開されておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/kushiro.ainu.kyoukai/followers
今回のブログは以上となります!次回の更新は6月中旬を予定しておりますのでお楽しみに!